秋のソナタ(1978)人間の内に秘めた情念

デザインの色変えました。
いままでカッコいいので我慢してきましたが、赤が目に来る…
自分酔いは控えます。
『ドラマとは何か』(川辺一外)読みました。
これ読んだ後に見れば多少印象も変わって見えたのでしょうかね…映画見たのにブログ書くのたくさん溜まってた。
一気に全部書くぞ!

〜あらすじ〜
ピアニストの母シャルロッテイングリット・バーグマン)が娘である教会への信仰に少し熱を上げる平凡な主婦エヴァ(リヴ・ウルマン)の家へ立ち寄るところから物語りは始まる。
エヴァの家では夫と自閉症の妹がともに暮らしていた。
母には内緒であった。エヴァは内心、家族をほったらかしにして演奏旅行に行ったきり帰らない母に業を煮やしていた。そして憧れの気持ちもあった。
でもそれらは外には表さない…ようにしている。
母には自閉症の妹とともに位してる事は隠していた。そうじゃないと寄り付かないと思ったためだ。
エヴァは妹と母の対面を面白く語る。
そんなエヴァシャルロッテを心配したりする夫。
母と娘の両方が自分の中の心内を相手にさらけ出して気持ちを投げつけあう。
でも拒否されたりスルー(無視)されたり、反対に抵抗にあったり。
心の取っ組み合いが繰る返される。最初は水面下であったが、最後には口論。
過去から溜まってきた鬱屈したモノが爆発して、二人は噛み合わずに別れてしまう。


さてさて『秋のソナタ』その題名のとおり、作中では一回だけピアノの演奏をする。
ショパン前奏曲…正式名称が極めて複雑。

ショパンが産まれてから作った28番目曲
題名:24の前奏曲 第2番 イ短調

なんとも短調。振り返ってみると面白い曲ではあるのだけど…。
気持ち悪い旋律を繰り返し聞かされたあげく、終盤和音が奏でられるけど、そこまで綺麗じゃない。
まだかまだかと楽しみに聞いていたら一度も解決せずに終わってしまう。
溜まったストレスどうしてくれるんだwという曲。

この曲が映画の骨組み(構成)ってことで時間を置いてみると非常に分かりやすい。
終始ワダカマリを腹に抱え続けて救われるシーンがあるかと思いきや。破滅。
自分にコレを一発で楽しめる度量は無かったな。

〜分析〜
講習会の復習みたいになっちゃうけど、
監督イングマル・ベルイマンは人間の内面を描く。
面白さとして。人間の鬱屈した内面を描くことそのものが視聴者に、普段見る事のできない他人の私情を覗き見れるたのしさを提供している。
構成は、母とその娘の精神エリアでの取っ組み合い。そのボルテージが徐々に上がって行く。そして辛い結末。
母は常に優越者でありたくて、それを昔も現在も求め続けた。自分が一番大切で、結局は自己防衛行為だ。
娘は劣等感の化身だったが、自己中な母を恨んでた。そして見事復讐を果たした。

なんと恐ろしい。


綺麗な人だったんでしょうなぁ…